top of page
Kanji Saeki

リモート会議の功罪


まだ新型コロナウィルスが流行る前、当時から外資系を中心にリモートワークを取り入れている企業は少なからずあり、そんな折、とあるカフェで佐宗邦威さんにインタビューを行いました。 テーマはデザイン思考でしたが、閑話休題とばかりに、リモート会議について意見交換を行った際、リモート会議のあるべき姿として、彼の意見は、私がかねてより思っていた通りの答えで、意を強くした記憶があります。

彼の答えは、「クリエイティブな会議は身体の五感をフル活用するため、オンサイトで行った方がいいが、それ以外の会議は全てリモート会議にすべき」というものでした。 この本質は、 何でもかんでも生産性を意識して盲目的にリモート会議にシフトするのではなく、目的に応じた使い分けが必要ということです。

また一方で、わざわざ参加者の時間を合わせて、一定時間を拘束して、全員で会議をすることの意味を考えると、「相手の理解度・本音」を顔・声・コメントから確認するケース(カウンセリング含む)くらいで(リモートでも可)、事務連絡や組織長が全員から報告を受けるような報告連絡会議は今後消滅していくものと考えています。

個人的には、会社での仕事のうち、誰かとオンサイトで五感をフル活用してクリエイティブなアイディアを生み出すことが楽しいから、リモートではなくあえて皆会社に集まる、そんな会社作りを今後組織・人事コンサルタントとして、支援ができると良いなと考えています。



閲覧数:30回0件のコメント

最新記事

すべて表示

AIの功罪

Comments


bottom of page